7・12 今朝の散歩 (2018/07/11)
朝6時、外はまだ真っ暗である。冬になってすっかり夜明けも遅くなってしまった。
今朝はその上寒い。朝の散歩でイヌが糞をするのを待っていると、40近い男が「アミーゴ、金をちょうだいよ」と言って寒そうな情けない顔をした。服装は大して汚らしくもない。
反射的に「何にも持っていないよ！」とちょっと強い感じで言ってしまった。散歩中だったので本当に何も持っていなかったのだが、もう少し柔らかく言えばよかった、と少し反省。
歩きながらさっきの事を考えた。犬の散歩をしていてお金をくれと乞われたのはいままで数回しかない。今日言われたのは何故だろう？ ひとつにはこんなに寒い早朝にダックスフンド2匹を連れているのがめずらしかったのだろう。もうひとつは、もわもわのダウンジャケットを着ているのを暗闇で見て金持ちそうに見えたのかもしれない。明るい所で、ダックスフンドのジジババ犬を連れ、古いダウンジャケットを着ているのを見ても決して金を持っているようにみえなかっただろう。
男の路上生活者にしては小奇麗な服装がちょっと気にかかった。もしかしたら、普段は強盗をしているんじゃなかろうか？
そんなことを考えながら散歩をしていると、あっという間にいつもの散歩コースの半分を通り過ぎた。路上のデジタル温度計を見ると13度。寒い訳である。１９度以下だとものすごく寒く感じてしまう身体になってしまった。身はもうすっかりブラジル人化してしまった
|
