7・14 久しぶりの見知らぬ町 (2018/07/13)
初めての町からうちのちかくを通ると思われるバスにのった。バスはしばらく行ったこともない場所を通っていたが、見覚えのある街並みを走り始めた。リベルダージの下にあたるカンブシあたりである。 この地区は貧乏人が多く、場所によっては怖くて歩く気にならない。バスの中からみていると仕事にあぶれた男がたくさんぶらついている。セントロは危ないと言っても警官がしょっちゅう巡回しているし、いたるところに立っている。ところがこの地区はやられたら終わりである。怖さが違う。カメラを持って歩く気にはとてもならない。バスはスラム街の中をバスは縫うようにすすんでいく。 そう言えば、2年ほど前にこのあたりを歩いた覚えがある。バールで昼間から男達がビールや酒を飲みたむろしていた。その男達が見慣れない僕を一斉に見たのだ。危ない地域に入りこんだことは解っていたのでその時は早歩きでその場を離れた。実際は危なくないのかもしれないが、やはり治安の悪いと思われている場所を初めて歩くのは怖い。 バスの中からは写真をとれないが、それでも車窓に目を奪われる。こうしたバスの小旅行は普段歩くことのない地区を安全に見ることができ面白い。とは言ってもいつ強盗がバスにのりこんでくるか心配ではあった。ちょっと考え過ぎか
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