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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・20 愛犬は身を挺して主人を守るか? [画像を表示]

7・20 愛犬は身を挺して主人を守るか? (2018/07/19)  ユーチュブで「リトビアの種」というタモリが司会者の番組をみた。飼い主と散歩をしていて飼い主が急患で倒れると犬はどうするのか? というものと 熊に襲われたら犬はどうするか? というものを100匹の犬で調べたものだった。
 たいていどの飼い主も、実験前には、愛犬が助けてくれるんじゃないか? と語っていたが、その結果は、前者がすべての犬が何もしなかった。後者が、3匹が熊に立ち向かって飼い主を助けた、といものだった。
 実験のミソが雑種犬でというものだったが、純血種でもおそらく同じような結果だったと思う。番組の最初に、訓練された純血種の飼い主を助ける様子が映されていたがこれはあくまで訓練されたものだからと思う。
 この番組を見て、オルガニック市で農場の野菜を販売しる知人が言っていたことはおそらく正しいかったと納得がいった。その知人が言うには
「いくら農場に犬を置いていても強盗が入ってくると、役に立たない」というものだった。ブラジルの農場では4,5匹以上犬を飼っているところが多いからおそらく中には、純血種がいると思う。
 最初、この話を聞いたとき、そんなことはないだろう、と知人に僕は言ったが、知人の答えは、「付近の、強盗に入られた農場でもたいていそうだった」と言うものだった。それを聞いても納得はできなかった。というのは、農場にいくとたいてい攻撃的な犬たちに囲まれたからである。
おそらく犬たちは銃やナイフ、その人間の雰囲気、臭いを素早く察知して、本当に危なそうだと思うと隠れてしまうのだろう。ちなみに訓練された犬の行動はまったく別物だと思う。
 トレビノを見ていると、クマ牧場で熊の臭いをすりつけた着ぐるみを使っていたが、たいていの犬は主人を置いて逃げた。自分の命を投げ出して主人を守ると言う犬はわずかなのだ。しばしばブラジルのニュースで路上生活者が飼っている犬が病気になった主人から離れなかった話が取り上げられるが、こうした話は本当に少ないのだろう
 僕も犬の散歩中に麻薬常習ストリートチルドレンや強盗に何度か襲われそうになったが、犬たちは、僕を助けようとする気配全くなかった。僕の飼っている犬は2匹のダックスフンドでかなり小さい。おそらくミニの部類に入るくらいだし、そのうえ高齢である。彼らが身を挺して守ってくれるとは全く思っていない。むしろ、路上生活者が飼っている放し飼いの犬4,5匹が襲ってきてら、僕が彼らを助けなければならない。普段いやしてくれるだけで十分だと思っている
 
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オス犬にんじゃ。頭はいいが度胸はからっきし。僕に何かあっても一番に逃げ出すだろう




 


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