7・31 あんたは俺のお父さん (2018/07/30)
よくブラジル人は、自分の父、兄弟、義理の父、義理の兄、なんていう言葉を親しみの言葉として使う。それは相手が自分の親族のような人間だ、というと喜ぶだろうと思って使うのだろう。 今日も、メルカードで働く男がその店のオーナー(僕の友人)を自分の父だと言う。果たして、もし彼がそれを聞いて喜ぶだろうか? そのオーナーは、日系人の男性で僕よりも若い男であった。もし彼がその言葉を聞いても喜ばなかったと思うが? もし、僕だったら、あんたは私の父のような存在だ、とみかけがさほど若くない男から言われたら、きっと嬉しくなかいと思う。それどころか、「こいつ何を言っているんだ! アホとちがうか。誰がおまえのような男の父なもんか」と言ったと思う。ブラジル人の僕の友人の男はなんと思うかしらないが・・・。意外にその男がそれほど親密に思っていると知って喜んだかもしれない。 ブラジルでは親しみの意を込めてそういう言い方をするのだろうが、ぼくは嫌いである。僕がひねくれているせいだろうか?
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