おとついあたりから急に春の陽気になってきた。サンパウロの天候はほんとめまぐるしく変わる。昨日、冬だったのに、今日は真夏日ということもしばしばである。 　できあがった写真を届けにいかなければならなかった。一度行ったことは覚えているが2年まえのことであまり覚えていない。郵便で送れば早いのだが、サンパウロの郵便はよく突然ストをするし、写真が折れていたら嫌なので、市内の散歩を兼ねていつも自分でいっている。それだけ暇だともいえる。。。 　ＧＯＯＧＬＥマップで場所を検索し、近くを走るバスを見る。マップがサイトで見られるようになり便利になった。昔は住所を本で確認しバスのルートを本で確認しなければ無かったから大変だった。 　さらに今はバスのアプリまであるらしい。自分が乗りたいバスがあと何分でくるのかさえわかるらしい。本当に便利になった。いつもインストールしようと思っているのだがついつい忘れてしまい未だにしていない。スマホが普及し飛躍的に便利になった感じがする。 　しかし、これではバスの運転手はいつも見張られていると同じだから、昔の様に大幅に遅れるような事はできないだろう。日本なら昔とさほどかわらないかもしれないが、ブラジルでは大きな変化だと思う。 　サイトで調べると、うちの近くが発車らしい。とにかく僕の住むアパートは交通の便がいい。メトロにしろバスにしろ、サンパウロ市内へは乗り継ぎをあまりしないでどこにでも行ける。この点だけは人に自慢できると思う。だから車の必要性はさほど感じない。おそらくサンパウロで一番便利な場所のひとつだと言っても過言ではないだろう。 　毎３０分にくるはずのバスをバス停で待つがなかなかこない。いっそうのこと、似た名前の場所にいくバスにのろうかと考えたが、マップにはそのバスは書いてなかったので止める。じりじりしながら待つがこない！　やっと40分後にきた。待つだけでも疲れてしまった。行先のバス停がきたら降りられるだろか？　というのはサンパウロのバス停には名前がついてないところが多い。不安がよぎる。しかし、所詮写真を渡すだけで時間も何も決めていない。一度行ったことがあるし行きつけないことはないだろう、と思い直しバスに乗る。 　2年前とはいえ、意外に覚えているもので、降りるバス停も覚えていた。久々の市内バスの旅はなかなか面白かった。 行きついた先に大きなシャペル・デ・ソンブラ（？）の大きな木があった。 この木は大きな広い葉が茂る。

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