9・5 老後どこに住む? (2018/09/04)
いろんな花がいたるところで咲きはじめ、てっきりもう春になったモノと思っていたら、急に気温が下がり強い冷たい風が吹き始めた。散歩中に行き交う人々も皆フードを被って寒そうに背を屈めて歩いている。セントロ、朝6時10分の温度電光掲示版は15度だった。寒い訳である。気温も低いが風が強くて冷たい。これで咲きはじめていた花をまた閉じてしまうだろう。 ポ語のネットニュースを見ていると日本の台風のことが載っていた。強風や雨で被害が多大だと書かれている。ブラジルでは、日本のニュースは世界のニュースの中でも比較的流されている。地震と台風などの自然災害のことを抜きにしても、テクノロジイや流行など、ブラジルのニュースの中で流される。日本は世界でもトップクラスのテクノロジイの国だと思われているのである。 友達に言わせると、ブラジルのニュースだけだと犯罪や事故などのニュースばかりになって殺伐としてしまので、日本のテクノロジイや流行のニュースを入れてほっとさせているのだと言う。 ブラジルでも大きなTV局2、3社が日本に特派員を送って日本のニュースを独自に取材している。おそらく世界各国のTV局が特派員を送っているのではないだろうか。地震や台風などの自然災害がなければ、日本は他のアジア諸国の中でも、治安の面においても、差別においても住みやすいからだと思う。 そんな住みやすい日本からわざわざ治安の悪いブラジルに来て住んでいることに、年を取るにつれ疑問を感じるようになってきた。しかし、今更日本に帰っても仕事もないだろうし帰るに帰れない。老後どうするか? 頭の痛いところである。
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