9・７ 超満開のイッペー・ブランコ (2018/09/06)
満開を終え散ると思われていたイッペー・ブランコの花が、満開と思っていた後もずっと咲いている。満開と思っていた頃の咲き具合は、まだ序章で、実は今が満開だったのである。その咲き方はそれこそ狂ったように咲き、綺麗を通り越していた。あまり咲きすぎ花が多いのは決して好きでない。ほどほどが一番綺麗である。イッペーの中でも可憐で散りやすい、と思っていたイッペー・ブランコは、今年、僕の想像以上咲いた。
写真を撮っていると、ちょうど犬の散歩にきたおじさんがサクラとイッペーとどちらが綺麗かと聞いてきた。即座にサクラ、と答えると、残念そうに、そうか、というふうに頷きながら立ち去っていった。
個人差があるだろうが、僕はあまりに狂ったように咲き、花の形も解らないほど押し合いへし合いに咲いたような花は好きでない。散るのが早くても可憐にひっそりとつつましく咲く花が好きである。もちろん、好き嫌いには人の性格や人種の違いが大きく関係するだろう。
そんな訳で、今年のうちの近くのイッペー・ブランコの花は僕の抱いていたこの花の印象が変わるほど咲きすぎていた。あでやかで大味の花が多いブラジルの花の中で、可憐で繊細な花だと思っていたのに・・・・。やはりブラジルの花だった。ちょっと悲しい。
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