9・10 増えた路上生活者 (2018/09/09)
朝、さんぽをしていて2回も、路上生活者らしき男性から「お金を助けてくれないか」と言われた。 僕の散歩するルートはセントロからすぐの地域で路上生活者が多い。しかし、1日に2回も言われたのはもう何年も朝散歩をしているが初めてのことである。 散歩ちゅうはお金を一切持っていないし、夜が明けて大分明るい状態ではあるが歩行者がまったくいない歩道で、知らない男に近寄るなんて気にもならない。だからその場で「ノー」と言って足早のその場を去った。 最近、特に路上生活者がセントロに増えたような気がする。ポカポカ天気にはいたるところにごろごろ寝ている。道のど真ん中や、なんでこんな所に寝るのかと思うような人間も多い。麻薬を吸って、そのままその場に寝込んでしまうのか? まだ少ないものの女性も増えた。 以前は、できるだけお金をあげるようにしていたが、最近ではそれもめっきり少なくなってきた。あげるのはよっぽど気が向いた時だけである。僕の懐が苦しくなってきたこともあるが、とにかくこうした人間が多く、もうあげはじめるとキリがないのである。 それと乞う方の態度が横柄で、呼びつける奴が増えてきた。さらに、彼らには悪気はないのだろうが、「シネース(中国人)・・・」と呼ぶ。そうするともう完全無視だ。 失業者がここ数年ぐんと増えてきているようだし、大卒でも、路上生活者はいるようである。ところが、アフリカや中国、シリアなどから移民難民としてやってきた人間の路上生活者をほとんど見たことがない。 海外に出るくらいの資金や向上心のある人間は路上生活者にまで身を落とさないのであろうか?
 | セ広場。サンパウロの吹き溜まりのようになっていて、いつも数十人がゴロゴロしている |
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