9・13 アパートの建物に日系人が増えてきた (2018/09/12)
ブラジルの中で言えば、多くの日系人は下クラスから上の下クラスだろう。もちろん大金持ちや超貧しい人々もいるだろうが、数はすくないはずである。 移民当時苦労した日系移民も、子供達に少しでも良い生活をさせるために懸命に勉学をさせた。成人した2,3世は、医者や弁護士になる子供が多く、そのおかげで、現代のブラジル日系人は中流以上が多い。 その日系人が、最近僕の住むアパートの建物に増えた。僕が住み始めた頃は僕ともう一家族いるかいないかぐらいであった。おそらく、車のラッシュ、バスやメトロの通勤ラッシュ、そして治安が悪くなってきていることからセントロ付近に引っ越してきている人が増えているのだろう。うちの建物は治安があまりいい場所にあるとはいえない。しかし、市の会議所が道を挟んだ前にあり、警察がしょっちゅう巡回をおこなっているし、道路角にはいつも警官が立っている。強盗としては少なくとも日中はあまりうろうろしたくない地区であるはずである。おそらくパウリスタやビラマリアーナの住宅地程家賃が高くもなく治安ががまんできる程度なのだろう。 交通の便だけは車がいらないくらいいい。僕もこの点だけは人に自慢できる。市内のほとんどの場所へ、近くにあるメトロ駅かバスターミナルから行くことができる。まったく知らない場所から帰ってくることになっても、たいていのバスはセントロへ向かうから非常に便利である。 治安が悪くなり、最近はめっきり夜でかけなくなくなったが、繁華街も歩いていける範囲に多く、よく夜出かけていた頃には便利であった。 たいていのイベント、路上カーニバルやヴィラーダクルツラル(路上音楽祭)、テアトロなどはセントロを中心に行われるから、この点も都合がいい。もっともあまりに多くの人がきてへきえきすることもあるし、夜遅くまで騒音で悩まされることもある。 日ごろ活動が少なく静かに過ごしたい人にはあまり向かないかもしれない。
 | アパート周辺。こうして見ると天気のせいもあるが汚い |
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