9・20 安全策 (2018/09/19)
最近、朝の散歩には力を入れている。たかが30分ほどの犬の散歩であるが、毎日続けていると結構身体にいいことが解ってきたからだ。人間年齢にすると60歳程度の犬たちの健康にもいい。 同じ建物にすむ、同年齢の犬は1か月前に死んだそうだ。あれだけ毎日何かいも散歩に出ていて大切に飼われていたのに。10歳を越えていたから寿命だろう。そういえば、最後に見かけたときは、鼻のあたりが白くなり随分と歳をとった感じがあった。うちの犬たちも身体にいろいろと問題を抱えているからもうすぐだろう。覚悟はしておかなければならないと思っている。 建物を出ると、ぽつぽつと雨が降ってきた。空を見上げると、強風で雲が流れている。これだったら大丈夫だろう、と予想し、歩道を進んでいく。と、30mほど向こうから毛布を羽織ったストリートチルドレンらしき男がこちらに向かっている。見るからに危なそうな感じがする。路上生活者の中でもこの手が一番あぶない。クラックなどの常習者の可能性があるからだ。クスリが切れたら買うためのお金を得るために盗みをする可能性が大きい。犬は全くあてにならないし、むしろ僕が守ってやらないとダメな奴らだ。 このまま進か、それともここから引き返すか? 立ち止まって考える。本当はこのまま進みたかったが、雨もポツポツ降っているし安全策をとりこのまま引き返すことにした。 いつも思っているのだが、危険そうな奴には近寄らないこと。引き返す勇気が必要だ。ちょっと残念であるが仕方がない。無理をする道理はひとつもないのである。
 | 最近咲き始めたイッペローザ(ピンク色の花のイッペー) |
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