10・17 危険と隣り合わせ (2018/10/16)
友人との待ち合わせ場所にいくために、23・デ・マイオの橋を急いでいると、なんと先日撮り逃した小さな黄色い花が咲いているではないか! 一瞬、撮ろうかと思ったが、接写レンズも持っていないことに気が付いた。それに時間がない。後で撮りに来よう、と思いながら通り過ぎた。 そして、午後に写真を撮りに来たが、朝、見たほど咲いておらず写真を撮るのをあきらめた。せっかく接写レンズから望遠レンズなどを持ってきたのにがっくりである。 それでは、と、ピンクのかわいい花が咲いている場所に向かったが、その木の下で人相の悪い若者がくっちゃっべていてなかなか離れようとしない。あえて危険をおかすつもりはないので,そこもパスした。マメ科の木に黄色の花が咲いていることを思い出した。そこに向かったが、風が強すぎて花が揺れて撮れない。 すぐ近くに、いつもは路上生活者がたむろしている場所がある。幸いなことに彼らはいなかった。その場所にもいろんな花が咲いている。いつもは横目で眺めて通るだけであるが今日は写真が撮れそうである。都合が良いことに警官もすぐ近くに立っている。 撮り始めて5分立っただろうか、後ろに誰か来ている気配に気が付いた。ぱっと後ろを向くと警官だった。 「外国人か?」 「そうだ」 「ポ語がうまいね」 「中国人?」 「いや日本人だ」普通だったら、中国人と間違えられると絡むのであるが、あまり絡むと面倒になる可能性もあるので何もいわなかった。 「この辺は路上生活者が多いから危ないよ」 「知っている。彼らは、今日はいないし、あんたたちがいるんで写真を撮っているのだよ」 そういうとにっこり笑って警官は去っていった。やはりこの辺は危ないのだ。警官に言われると信ぴょう性が高い。この辺で写真を撮るのはできるだけ控えた方がよさそうだ。顔を覚えられ、いつ襲われかもわからない。東洋人だと目立ってしまう。 つくづく、サンパウロで写真を撮るのは危険と隣合わせだと思う。その時の気持ち次第だが、強盗にカメラをよこせと言われても渡さない可能性が高いと思う。僕にとってカメラは武士の刀と同じだからだ。もし、強盗に襲われ邦人撃たれ死ぬ、というニュースが流れても、カメラを渡さなかったから死んだのか。アホな奴! とできれば思って欲しくない。とは言ってもカメラを渡さずに死ぬのは人から見ればアホなだけではあるが・・・・
 | ブラジルではどこでもよく見かける花がきれいに咲いていた。今日は3回ふられたのでとりあえずパチリ |
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