11・9 アパート周辺 (2018/11/08)
最近、市の議会所の周囲の見回りの警察官の数が半端ない。新大統領が誕生し、その反対派テロ防止の巡回であろう。ざっと数えただけでも15,16人近い警察官が周囲を巡回していた。 巡回とは言っても、二人連れの警察官が立ち止まってはくっちゃべっているだけで、ものものしい警戒と言う感じは一切ない。ただ数的にたくさんの警官を見かけるというだけである。それでも犯罪への抑制力は大きいようで、このごろ、犯罪が起きたという話はきいたことがない。これほど警官がいれば、この辺では強盗も犯罪をする気にならないだろう。会議所の前に住む身としては非常に助かる。しかし、路上生活者は、すぐ近くの広場や橋の階段に小屋を建ててなかなか立ち退かない。彼らにとっても、安全な場所なのかもしれない。彼らが邪魔にならないところに小屋を建ててきれいに住むのならはいいが、たいてい、いろんなものを集めて周囲中ゴミだらけにすることだ。そして、次から次へと路上生活者が集まってきて治安が悪くなる。そのうち、役所から立ち退きを要求されるだろうが・・・。 たまに他地区にいくと高級住宅街といえども、警察が全然いなくて危ない感じさえするほどである。そういった意味においては、恵まれた場所にすんでいるかもしれない。 もっとも、犯罪が少ないと言っても、1ブロックあるかないかくらいの区間であるから、その区間から出ると結構危険そうな雰囲気がただよいはじめる。アパートの建物の反対側に行くと、平屋建ての建物が多くなり、危なそうな人の数も増える。おそらく麻薬の密売なども行われているだろうし、強盗もすんでいるだろう。 「どこでも治安の悪さは同じさ」とブラジル人の誰に聞いても言うように、結局はどこに住んでいようと危ないことには変わりない。しかし、自分の住処が幾分安全な場所にあるということはセントロ周辺では恵まれている方だと思う
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