11・17 タケノコとパーミット (2018/11/16)
いつものようにアグア・ブランカ公園で開かれるオルガニックの野菜市に行くと、売り台一杯に野菜を積み重ねた所が多かった。いつも買うおじさんに聞くと「そろそろ野菜が育つ季節になってきらからね」という。 サンパウロ近郊でも随分気温が違うようで、場所によって少しずつ採れる野菜の時期がずれている。暑くなるとれなくなるホウレン草も売り場によっては未だに売っていたりする。 この市に来るようになって、季節の移り変わりによって、旬の野菜を食べるようになってきた。普通のフェイラ(市)だと、ほぼブラジル中の野菜や果物が売られているからあまり感じることはないだろう。 先々週は、タケノコが売られていたが、もう今週はみられなかった。僕も昨日採ったというタケノコを買って米のとぎ汁で茹でてアクを抜き、タケノコご飯を作ってたべた。 ネットで調べるとタケノコは、できるだけ新しい、その日採った新鮮なモノがベストだと書いてあった。いろいろ探したが、2日まえ3日まえのものばかりで、結局その日採ったものはなく、前日採れたものが一番新しかった。ちなみに、ブラジルで売られているものは大きくても直径10cmほどのもので、フェイラに売られている多くのモノは直径5cmほどで日本のように大きなものはない。そのせいか日本人が抱くタケノコというイメージからはほど遠く、おいしそうな感じは受けない。 ブラジルにはタケノコに似た食べ物でパーミットと呼ばれるヤシの新芽がある。ブラジルにはヤシが驚くほどたくさんの種類があるが、どのヤシでもいい訳ではなく、おそらく決まった種類のみの新芽が食用とされているのだろう。見かけも味もタケノコのような味でさほどおいしいとは僕には思えない。なので興味を持ってしらべたことはない。 ブラジルでは缶詰や瓶詰のモノがよく売られている。田舎のフェイラに行くと生で皮付きの状態で売られたりする。タケノコのようにアク抜きをしなければならないのか知らないが、おそらく必要がありそうである。 ブラジル人には好きな人も多く、ピッザなどにもトッピングとして使れていたり、サラダの1品として茹でたものが使われる。 パーミットをじっくりと味わったことがないので、そのおいしさを知らないだけかもしれない。今度、じっくりと食べてみたいと思っている。
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