12・6 聞き苦しい声 (2018/12/05)
カンカン照りの日差しの中、アパートの前にある議会場前で、おそらくPT党主催でデモが行われた。たぶん5、6千人は集まっているだろう。主催者がいうには10万人集まっているそうであるが・・・・。 デモに集まった多くの人々は、木陰や建物の日陰に避難したままで動こうともしない。そんな中を主催者は屋根つき大型スピーカー付きの大型トラックの上から集まった大衆を見下ろしながらガラガラ声でがなりたてている。一方、大きな旗やバルーンを持ったおじさんは汗をダラダラたらしながら日中に立ったままである。 見ていると、自分から進んできた、という人はあまりいないような感じである。組合やPT党関係者になんとか来てくれと頼まれてきた人が多い???ような感じである。 数年前の新聞(サンパウロで1、2の部数を誇る新聞)で、金をもらってデモに集まる人のことが書かれた記事を読んだが、ここに集まった人々はどうだろう。もっともその記事さえ事実かどうかわからない。なんでもアリのブラジルではそのようなことは当然あるような気がする。 数枚の写真を撮り、その場を離れたが、聞き苦しい不快なガラガラ声がずっとスピーカーから垂れ流されていた。おそらくこのガラガラ声は、元大統領のルーラを真似たものだろうが、本当に耳障りである。耳から遠ざけたくて急いで離れた。 街の写真を撮り、帰って来るとデモは終わりかけていた。あろうことか、スピーカーをのせた大型トラックが、多くの人をひきつれて一方通行の道をゆっくり逆行しはじめた。令を破ってこんなことをする党から大統領が誕生しなくて本当に良かった。次期大統領になるボルソナロも言うことが変わってきているから誰が大統領になってもブラジルは大きくは変わらないだろう。 しかし、ブラジルを我が物顔に扱ってきたPTよりも少なくともましなような気がするがどうだろう。
,  | 集まった人々の中には雨傘持参の人も多かった まだ大統領が就任もしていないのにデモをしても・・・。気の抜けたデモだった |
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