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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・20 夕のスコール [画像を表示]

12・20 夕のスコール (2018/12/19)  今朝は、雨で散歩ができなかったので、曇ってきていたが夕の散歩はなんとしてでも出かけるつもりだった。
外に出ると今にも降りそうな感じである。急きょセントロの散策は取りやめ、リベルダージ(東洋人街)で納豆を買うだけにした。それさえも危なさそうな感じがするが、無理に強行した。
案の定、どんより曇った空からはパラパラと雨が降り出し、風が吹き始めた。PC置いている横の窓を閉めたか少し心配になったが、どんなに暑くても、ちょいの間の外出でも、必ず閉めるように義務付けていたのでおそらく閉め忘れはないだろう。
店に着くと、急いで納豆、もやし、イワシ缶を買い込み帰路に着く。途中、お世話になった人に横断歩道越しに出遭う。
髪は随分と白くなり、ふっとっていたのではじめは誰かわからなかった。相手がこちらをみてニコニコしていたのでやっときづいた。僕よりも一回り以上上の先輩である。やはり、年をとると変わる。当然、僕も同じ年を経ているわけであるから同様である。相手がすぐ判ったこと自体不思議と言えば不思議である。数年前、日本で「大分オジサンが入ったね!」と言われ軽いショックを受けたものである。今はそれ以上老けている。
 雨が降り始めていたので、2、3言葉を交わして別れるつもりであったが、相手はそんなことを気にもせず話しつづける。
傘も帽子ももっているからいいや、と思い、こちらも話す体制をとると、「雨が降り始めたんでじゃこれで!」といそいそと歩道を渡っていった。
なんと自分勝手な! 昔から彼はこんな風であったことを思い出した。ただ、彼の場合はそんな勝手も決して嫌味に感じない。僕も自分勝手だから似ている部分があるのだろう。
雨が強くなったので傘をさし帽子をかぶり、本降りになっていない帰り道を急いだ。

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数日前のスコール前。


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