12・26 変わるブラジル (2018/12/25)
ブラジルのニュースをネットで見ていて意外にも、殺人や銀行強奪事件などの犯罪がクリスマスやイブなどに起きていたのを知って驚いた。 以前には、僕の知る限り、こうした犯罪はクリスマスなどには起きていなかったと思う。ところが今は、クリスマスでも深夜でも早朝でも雨の日でもおきる。日時は関係なしだ。今までは、一般人が休む時には犯罪者も休んでいたのに・・・。それだけ不況が進み、社会が荒み始めていること、麻薬の蔓延で時間が関係なくなったことなどがあげられるだろう(麻薬が切れると常習者には時間は関係ない)。
窓の外を見ると市の清掃人がジェット水流で、橋の階段など人目から隠れた場所の人糞尿を洗い流している。階段の入り口に路上生活者が大型ごみを掻き集め作った小屋があるが、そこだけは除けて水で洗っている。 数か月前に、寝ている路上生活者を清掃人が無視して水をかけて洗っているのを、新聞やTVで非人道的だと叩かれ、それ以来水をかけたり、力ずくで小屋を壊したり、寝ているところから追い出したりしなくなった。 しかし、彼らはそこいらじゅう拾ってきたゴミだらけにするし、そのまま放置しておくと、次から次へと仲間が増え、そこを通るのも怖いほどになる。上半身裸で酔っ払ってケンカをしたり、麻薬の売買の場所になる可能性もある。 追い出すのは、可哀相な気もするが、綺麗にできない上に治安を悪くする彼らの責任は大きい。追い出されても当然であると思う。 しかし、こんな路上生活者ばかりではない。自分がねおきする場所を朝起きると綺麗に掃き掃除をし、聖書をかた時も傍から離さない敬虔なクリスチャンもいる。 10年前にブラジルを訪れたことがある人は路上生活者の多さ、町の汚さ、治安の悪さにびっくりするだろう。
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