12・28 クリスマス後のメルカードとその周辺 (2018/12/27)
ブラジル人の、年末の買い物狂騒は、クリスマスがおわり一段落ついたようで、今日のメルカードはクリスマス前に比べ人出が少なかった。それでも、普段以上に多く、それも魚屋周辺には多かった。 みていると、魚屋には日系人の客が多く、マグロがブロックで売れていた。おそらく正月用に刺し身にするのだろう。1キロが85レアル(約2400円)から90レアルするものがポンポン売れていた。川向にある食品関係のお店は客がほぼ通常に戻り、クリスマス前は買うのに15~30分近く待ったナッツ類があっさり買えた。 年末年始にサンパウロを脱出した人が多いようで、町の中の車も人も少なめである。天気が良いだけに、人の少な目のセントロは気持ちが良い。と思っていると、人が少なくなってくると目立ってくるのが路上生活者、いたる所にゴロゴロ寝ている。 メルカード近くの広場では、TVで、襲われる買い物客が続出した、とその広場が映されたこともあり、路上生活者が住んでいた広場からが撤去されていた。おそらくそこにいた路上生活者は関係していなかったと思う。とんだとばっちりである。ただ、ゴミが溢れた広場で昼間から上半身裸で煮炊きし、ゴロゴロ寝ている姿を見ると、決して気持ちの良いものではない。目がどろんと濁った彼らがよってくると、身の危険さえ感じる。付近にはバスターミナルもあり人どおりが多いのに、このありさまである。 普通でも、この付近はひったくりやかっぱらいが多く、サンパウロでも有数の治安が悪い地域である。日系人が歩く姿などめったに見たこともない。どぶ川の臭いが漂い、ゴミが散乱しているし、普通の人は来たがらないのであろう。 ここ数年、ブラジルの貧富の格差はますます広がり、貧乏人が増えたように思う。ネットのニュースを見ていると日本も貧富の格差が広がっているようだし、世界の将来は暗い
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