1・7 旅 (2019/01/06)
90年代にブラジルに住んでいた友人から、ブラジルをバスで旅行するという旨のメールがきた。 今の日本ではバックパックを背負って世界旅行をする若者たちが少なくなり、「地球の歩き方」などの旅行の本も売れ行きが落ちたという話をきいていた。逆に、若い頃できなかったことを、初老の域に入った人々がすることが多くなったらしい。僕ももう少し体力が戻ったら、南米旅行にでたいと思っている。果たしてできるだろうか? 問題は資金であるが・・・ 彼がどのくらいの旅行をするのか? 知らないがそういった意味でも、旅ができることが羨ましい。 ただ、今のブラジルは90年のブラジルとは異なり、非常に治安が悪くなっている。銃と麻薬が蔓延し、失業者も多くなり都市部では路上生活者もびっくりするほど多くなった。 ノルデステ(東北伯)の方などではバス強盗が頻繁に現れ、道を封鎖しバスを止め、客が持ち物を盗まれることもあるらしい。先日、リオでは、観光客がキリスト像を観光しようと山をトレッキングしていたところを強盗に襲われた。 今のブラジルでのバス旅行(2000年以降飛行機での旅行が増えた)はプチ冒険と言えると思う。強盗に襲われる可能性がかなり高くなった。しかし、可能性が高くなったというだけで必ず襲われるということではない。運がよければバスの中でさまざまな素敵な出会いがあるだろう。一生の思い出となると思う。 警戒しすぎず、警戒し、旅をたのしむ。意外に難しいかもしれない。
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