この頃、ジョギングする人を見かけるようになった。と言っても朝の6時（日本時間5時）の完全に夜が明けきっていない時間に３，４人ほど。つい２，３年ほど前にはセントロ付近をジョギングする人など全くいなかったことを考えると凄いことだと思う。しかし、すべて３５以上の中年ばかりである。おそらく健康のことを考える人が増えてきたのだろう。　ブラジル人には、まだまだ走るなんてアホ臭いと考える人が多いのではないだろうか？　人通りの少ないまだ夜が明けきっていない時間に走るのは危ないと考える人も多いのだろう。実際、僕自身も犬の散歩で、何度か危ない目にあいかけた。今、やっと幾分安全なルートを見つけたがそれでも強盗に２度遭いかけた。 　サンパウロでは、一般道を走るジョギングやウォーキングを行う人は非常に少ないがトレーニングジムは10数年ほど前から、雨後の竹の子のごとくたくさんできた。しかし、多くの人は続かないようで入会はするものの止める人が多いらしい。ブラジル人は見栄張なので、恰好付けに入会する人も多かったようだ。今安いところで一か月80レアルほど（2700円）らしい。 　2000年頃からファーストフードや清涼飲料水、お菓子などが怒涛のように流れ込み、ブラジル人の体型もすっかり変わってしまった。もともと男も女も中年には太った人が多かったが、今は若者にも多くなった。日本人から見れば8割方がデブだと思う。 　歩く場所によって美女度、美男度は変わると思うが、セントロでは日本人好みの体型はあまり見なくなった。

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