1・18 スコールの季節到来 (2019/01/17)
最近、スコールの暴風雨で被害が続出している。セントロでも、ノーべ・デ・ジユリオ大通りが水没しかかることがしばしばである。もともと川に造られた通りであるから、雨が降るとすぐ水浸しになり、通り上を水が川のごとく流れ出す。 幸いなことに、うちの近くではクッピン(白アリ)に侵されていた街路樹は去年倒れていたので、今年は倒木の被害はあまり見かけない。過去には、セントロ地区や高級住宅街のジャルジンパウリスタ地区でたくさんの街路樹が暴風雨により根こそぎ倒された。サンパウロ市内の街路樹がなくなるのではと危惧したものである。 何しろ1日100本以上市内で倒れることもあったからだ。倒木により電線がひきちぎられ、停電や電話が不通になるところが続出し、街路樹を切ってしまおう、という声もあり随分心配した。 今年は倒木がすくないのは、クッピンに侵されていた木が既に倒れてしまっていたことと、市が街路樹の枝切りなどの手入れを行ったためだろう。 根こそぎ倒れた倒木を見ると、おどろくほど根がない。それにも拘わらず地上部分が15m近くもある。そのうえ、クッピンに幹を食い荒らされ空洞のあるものが多かった。これじゃあ倒れるのも無理がない 去年、セントロはわりかし被害が少なかった方であるが、セントロの境界にある、うちのアパートでも10日ほど電話が不通になりインターネットが使えなかった。幸いなことに今年はそういうことが1回もないが、強い暴風雨と雷を伴うスコールが来ると心配になる。
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