3・11ダリアまつり (2019/03/10)
サンパウロ郊外にあるスザノのダリア祭りに行ってきた。 サイトに入って調べてみるとリベルダージから出発するバスがあるらしい。しかし肝心のリベルダージのどこから出発するか、書いていない。フェイスブックにもダリア祭りのページが立ちあげられていて、いくつかの情報はある。しかし、政治家の写真がどんと載っているに関わらず、肝心の出発場所時刻がかいていない。良く見るとお問い合わせ電話番号が書いてあるが月から金のみで土日は受け付けていないようである。まったくもう!! 最低! いらない写真を載せるな! と思いながら最後にみたサイトにリベルダージからの出発場所、時間がかかれていた。しかし、見つけたのはバス出発時間の40分前、7時20分だったので何回か諦めようと思ったが、ダメモトで行ってみることにした。だめでもリベルダーデまで散歩したと思えばいい。 バス乗り場に着いたのは、出発の5分前。係りの人に聞くと、バスは満員らしい。しかし、キャンセルしそうな人が1人いるので、もし来なかったら、乗ることは可能だと言う。もともとダメモトできているので、勿論それでいい、と言ってバスの出発時間まで待つことにした。 幸運なことに乗る予定の人は来なかったので35レアル(約1000円)の往復のバス代を払いのりこんだ。スザノまで約1時間半らしい。 撮影の仕事以外では、この頃人と話すこともなく、あまりの暑さに出かけることも少なくなくなっていた。知人から教えてもらったダリアまつりに、ボケやウツ病予防に突然いくことに決めた。それは金曜日に夜だった。 亡くなった父が酒の飲み過ぎで痴呆症だったので、僕自身もボケるのを恐れている。将来的に今のところは一人で生活しなければならないから、病気になっては困るのだ。 バスの隣の席に座った、係りの人が2年ほど前に日本から帰ってきた人だった。すっかり仲良くなり話をしているうちにあっという間にスザノのダリア祭り会場についた。 ダリアは、かなりの面積に数十種が植えられ思った以上にきれいであった。そこに、ブラジル人、日系人の女性のお年寄りを中心に数百人がきており、カラオケなどもおこなわれいた。久しぶりの、田舎のおまつりは雰囲気もよく、人ごみに強盗が紛れている様子もなくゆったりと楽しめた。警備に2人の警官がいたが、サンパウロ市内のようにぴりぴり様子はなくのんびりしていたのが印象的であった。ほとんど若者がいず、汗ばみぎらぎらした雰囲気がしなかったこともあるかもしれない。ストリート・カーニバルの、ある意味ギラギラした人々のエネルギーは危険な匂を発している。それでもあれほど人が集まるということは、それが不思議な吸引力のひとつになっているのだろう。 4レアルのダリアの球根を5つ買うことができたし、納得のいくまでダリアの写真を撮ることができた。お祭りにひとりでの参加ではあったが、思った以上にたのしめた。やはりお祭りは皆で行った方が楽しいにきまっている。しかし、カメラがあれば一人で十分に楽しめることを改めて思い知った。
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