先日、ヴァーリ・デ・アニャンガバウーであった、就職の斡旋説明会に約2万人が集まったそうだ。 　新大統領になりブラジル経済はよくなっていると言われているが、実際、失業者は多く、まだまだその効果は、労働者階級までは波及していないのだろう。実際、セントロのメイン通りなどにある、閉まっていた店舗は、次々と新しい借りてが現れ新装オープンしている。おそらく金を持った人々には、経済はよくなりつつあるのだろう。知人の会計士などに聞いても、よくなってきているという。しかし、会計士を頼む人は、経営者など金をもった人々だから、労働者の生活がよくなったとは言えない。 　僕の仕事なども、少しは良くなったが、極端によくなってはいない。余分な買い物は決してできない、贅沢はできない苦しい状態が依然として続く。 　もう、今更職業は替えることはできないし、今後どうやってもっと金を稼いで行くかが問題である。一度、副業で店をやったが、自分には接待が無理だと痛感した店に出るのがいやでいやでたまらなかった。2度とやるつもりはない。かといって、人に使われることもできないだろうから、結局は、今の職業をやりつづけるしかない。 　お金を稼ぐ、というのはつくづく難しいと思う。もう人生が半分以上終わりかけてそんなことに気が付いても遅すぎる。若い時に金を稼ぐコツを覚えるべきであった。

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