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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・16 もうすぐパスコア [画像を表示]

4・16 もうすぐパスコア (2019/04/16)  パスコア(復活祭)を週末に控え、メルカードが普段と異なり魚屋のブロックを中心に賑わっている。パスコアとは、金曜日が、キリストが十字架にかけられ死んだ日とされ、その3日後に復活したことを祝う日らしい。そのため木曜、金曜日は肉類を食べない習慣である。ブラジルでも魚、特に塩タラを食べるのが一般的である。
とはいうものの最近は、パスコアでも平気でシュラスカリア(ブラジリアンバーベキューレストラン)の店に行って肉を食べる人も多く、一般家庭でも肉をたべないでバカリャウ(たら)料理を食べる家庭は、老人や、敬虔なカトリックのいる家庭ぐらいではないだろうか。僕の友人、知人の家でも、ほとんどの家庭がバカリャウ料理や魚は食べないらしい。魚の値段が高いこともあるだろう。特にバカリャウ(タラ)は北欧からの輸入品で高い。さらに塩抜きをしなければならないので料理をするのもかなり面倒である。
毎週、いわしやサバなど安魚を買っているのだが、案の定、今日はクエやアマダイなどの大きくて高価な魚しかない。今日入荷した魚は先週も買ったシマカツオしかなかった。1キロ20レアル。先週身は刺し身でたべて、3枚におろしてもらった後の頭と骨も貰って帰ってダシをとり味噌汁を作ったが非常においしかった。なので今週も買うことに決めた。1匹25レアル(約700円)で購入。これを2日に分けて食べる。毎食カツオの刺し身となる。高知出身なので、刺し身は小さいころから食べ慣れている。毎食、刺し身となってもまったく苦痛ではない。
2日目はタタキにして表面を炙って食べるつもりである。切るだけだから、面倒がなくていい。タタキにする場合、母が良く買っていた魚屋では、その場で、藁で焼いて、氷水にさっと入れてタタキ用にしてくれたが、もちろんそんなことは、メルカードの魚屋はしてくれない。3枚におろしてくれるだけである。だから、自分で食べる時にガスコンロで表面をさっとあぶり、切るだけである。本当はちゃんとした方がおいしいことは解っているのだが・・・。
しかし、それでも十分おいしい。今、高知のカツオをたべれば、おいしさでそれはそれは感動するだろうな~

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高級レストランやお金持ちが買っていくのだろう。イセエビもたくさん入荷していた


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