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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・29 なかなか直せない偏屈性格 [画像を表示]

4・29 なかなか直せない偏屈性格 (2019/04/30)  メルカードのメイン通りを歩いていると、果物屋の店員が「BOM DIA(おはよう)」と声をかけてきた。
 メルカードのメイン通りに軒を並べている果物屋は輸入品など、巷で販売しているモノと異なる高級品の果物を売っている。値段は、庶民にはちょっと手の出しづらいものばかりである。店員は通りを歩く人に声をかけては、味見をさせたり、うまく言いくるめたりして果物を売る。値段は、普通の店で売っている果物の2倍から3倍だ。
 なので、店員も外国人や旅行者風の人に声をかけては売りつける。長年ここに通っている僕は、そのことを知っているから、声をかけられてもほとんど返事もしないし、味見をしないかと、カットした果物を出されても受け取りもしない。いったん受け取ると、店員はさらに勧めてきてあの手この手で売りつけようとするからだ。
 今日も「BOM DIA」と言われ小さな声でぼっそと「BON DIA」と返しただけであった。相手の男には聞こえなかったらしく、「返事もしないのか」と捨て台詞を返してきた。きちんとした友人などは、ちゃんと「BON DIA」と返事し、「いらない」とちゃんとした対応をするのだが、僕の場合はよっぽど気分がよくないと完全無視をしてしまう。どう考えても僕の対応が失礼だ。解っているのだが、売りつけるために、寄ってきたり、声をかけたりする店員たちを僕はどうしても好きになれないのだ。
 日曜日に立つフェイラ(青空市)しかり、妙にこすっからい売り子はどうしても好きになれない。だからと言って無視をするのは失礼だと思うが、なかなかこの偏屈な性格はなおせない。
 とはいっても売りつけようとするこすっからい店員ばかりではない。写真を撮っていると、買いもしない僕の質問にきちんと答えてくれ、そのうえ味見までさせてくれる親切な店員もいた。やはり、僕の対応が失礼なのだ。

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果物屋。(ブログとは関係ありません)


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