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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・28 寒くなる

5・28 寒くなる (2019/05/26) 先週の土曜日はサンパウロのセントロは18度(通りのデジタル温度計)で、結構肌寒かった。すっかり、サンパウロの暑さが身に着いてしまった僕には肌寒く感じた。多くの人は上着を着て、中には毛糸の帽子を被っている人までいたが、半袖のTシャツで平気な顔で歩いている人もいる。見ていて面白い。ブラジルでは、冬が一番貧富の差がはっきりわかる季節だ。
今日、月曜日も土曜日ほどではないが、冷たい。考えて見れば、もう冬と言ってもおかしくないから、冷えるのは当然である。個人的にいえば、もう2度ほど暖かければいいのだが。
ブラジル人は、寒いのを知らない人が多いせいか、わざわざ寒さを味わいに行く人がいる。南地方のサンタカタリーナ州サンジョウキンでは雪が降ることで有名で、雪を求めていく人も多い。この町はリンゴの産地としても有名で、日本の農業博士がリンゴの品種フジを定着させた。今では、リンゴを保存するための倉庫まであり、日系人中心? の大きな農業組合がある。ブラジルでも日本の呼び名と同じフジと呼ばれている。
10数年まえから、日本ナシの豊水も生産されるようになり、普通のフェイラ(市)でも売られるほどになった。日本人には、みずみずしくおいしいことは解っているが、茶色い見かけのせいか、多くのブラジル人にはあまり人気がないような気がする。知らない人も多いだろう。もし、艶やかな赤や黄色であったら、もう少し人気がでると思うのだが・・・。ブラジル人は、特に食に関しては保守的な人が多いのだ。とはいいつつも、最近は、ネットで情報が流れ込み、海外に旅行する人も多いので、ブラジル人の、食の保守的な傾向も大分なくなってきている。10数年前には魚を生で食べるというと、たいていのブラジル人は気持ち悪そうな顔をしたものだが、今そういう人はすっかりいなくなってしまった。


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