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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・14 広がるオーガニック [画像を表示]

7・14 広がるオーガニック (2019/07/13) 寒波がさりはじめているのか、やっと寒さも和らいできた。朝、随分とベッドを離れやすくなった。もう、あと1,2度あたたかければ言うことないのであるが・・・・。
 今日は、オーガニック市で野菜の買い出しの日。知らない間に、土曜日が来るのが楽しみになってきた。旬の野菜や果物、変わったモノを見つけるとなんとも楽しい。先週からホウレンソウが出始めた。最近は、ホウレンソウがブラジルで一般的に売られているエスエスピナフレ(西洋ホウレンソウ??)モノより柔らかくておいしいことをブラジル人や中国人が知るようになり、行くとないことが多い。中国にはホウレンソウがあるのかどうか知らないが、彼らは大量に買っていくらしい。なので、あっという間になくなってしまう。先週から、ボックスの人に頼んでとりおきしてもらっている。できれば、そんなことはしたくないが、ホウレンソウを食べたいという誘惑がまさってしまった。
 最近は、この市にもオーガニック野菜ブームなのか? 安心できる食材を食べたいと言う人が増えてきているのか? 客が徐々に増えてきている感じがする。以前はジジババばかりだったのに、若い人も見られるようになった。
 先日、セントロのオーガニック野菜や製品を売っている店にいって驚いた。きているのは30代ほどの若い人ばかりのだ。ジジババは一人もいなかった。土曜日だったこともあるだろうが、たくさんのお客が買い物をしていた。
店自体の経営も少し変わっていて、卸の値段に35%上乗せしていることを明記し、35%の詳細をきちんと説明している。
 ナッツ類の傍には量りとマジックペンがおいてあり、すべて自己申請で袋に書き込むようになっていた。果たしてブラジル人が正直に値段を書くのか大いに疑問であるが、客を信じているオーナーの心意気は凄いと思った。オーガニック製品を買う人は知識階層ばかりだから、きちんとした人が多いのだろう。
値段は35%上乗せした値段が、僕の行く市とほぼ同じ値段だから、スーパーでオーガニック製品を買うより安い。ただ、野菜などは、僕のいく市は農家の自家販売であるから、圧倒的に新鮮だった。それでも、うちから近いし、蜂蜜やコーヒーなどはここで買ってもいいな、と思わせる値段だった。
 ブラジルの、若いお父さんやお母さんにも食の安全に関心を持つ人が多いことには驚いた。今後、増えていくだろう。嬉しいことである。

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僕の行くオーガニックフェイラ(市) 、おそらくブラジル1の歴史、かつ最も厳しい基準の市。日本人が始めた


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