8・19 性善説 (2019/08/18)
先週はポカポカ陽気の初春のような天気が続いていたのに、今週は雨模様の冷たい天気だ。まるで、多くのブラジル人のようにコロコロ変わり、信用できない。あくまでも僕の知っている多くのブラジル人である。じゃ~、日系人や日本人はどうか? と言われると、絶対的な信用はできないが、ブラジル人よりはマシ、だと思う。僕の中の信用のランクは、ブラジル人<日系人<日本人である。 何回かブラジル人にだまされたことや、だまされかけたことがあるせいだろう。日系人には、ブラジルにあまり慣れてない頃、手伝ってくれるふりをしてお金をふんだくられたことがある。まだ、日本の日本人にはだまされたことはないが、日本に住んでいないからでそういう目にあうたことがないだけであろう。 ひとつには、僕自身にも問題があると思う。ブラジル人は信用できない、という目で最初からみて、身構えてしまう。これでは、変な奴ばかりが寄ってくることになるのだろう。 知り合いの日系人のおじさんは、いつもニコニコしていて、他人を決して悪くみない。いつも、いい人だからという言葉が彼の口から飛び出す。おそらく、こんな人にはほとんどの人が悪いことしたくなくなるだろう。そのおじさんは宗教家(日本の新教宗教)で、その宗教の教えは、性善説。誰がみて聞いても道徳的に立派な教えばかりある。 おじさんのようにはとてもなれないし、だからといって、その宗教に入信するつもりはさらさらないが、「人は性善」と見られるようになった方が自分にもストレスがたまらなくて良いと思う。 僕自身は間違っていないと思えることで、3回いやなことをされたり、腹立つことをいわれたりすると、その人間には2度と会わない。本当はそれじゃだめなんだろうな、と思うが、人間ができていないから、自分の思いを突き通す。初老なったのだからもうすこし、大人にならなければ、と思うのだが、自分を折ってまでは嫌な人間にはまだ会う気にはならない。
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