8・31 想い出の一言 (2019/08/30)
午前中、大事な延長コードを噛み切り、午後には、家を空けているすきにジジババ犬をいじめ怒られたせいか、リンが今までにないほどに甘えてきた。手を舐めるは、身体さすってくれと身体を寄せてくるは、僕の機嫌をとってきた。その人間的な振る舞いに驚いた。彼女なりに悪いことをしたと思っているのだろう??? こうまでやられると、許さないわけにはいかない。 ふと、雑誌社で働いていた頃、尊敬していた人に言われた言葉を思い出した。 「なついてこない犬に餌をやるバカな奴はいないよ」 この場合はなつかない犬とは僕のことで、餌をやる人とはこの頃の上司である。今でこそ、フリーのカメラマン兼ライターでなんとか食いつないでいるが、このころは会社で働いていた。常に不満を抱えていて辞めたい辞めたいといつも考えていた。やはり、僕には会社勤めは無理だったのだ。 今まで自分が好き放題に生きてきたが、日本の学生時代の友人、知人は皆えらくなっている。僕は未だに貧乏である。自分を曲げることができず、我慢がたりなかったのだろう。
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