10・1 散歩をするのも一苦労 (2019/10/01)
リン(柴犬)と散歩していていろんな人が声をかけてくる。サンパウロではまだあまり見かけない犬だからだろう。 サンパウロでは小学校は早朝からはじまる。6時半ごろ学校に行く途中の少年が、「その犬は噛む?」と聞いてきた。「噛むから近寄らない方がいいよ」と言うと残念そうな顔をして行ってしまった。 ブラジルの人は、犬を見るとすぐに「まあ、かわいい! 」と言って寄ってきて触ろうとする。犬としては知らない人間に急に触られると驚く。犬ががっと跳びついたり、強く噛まないにしても、軽く噛んだりすることもある。噛んだ時にびっくりして手をひっこめると傷を負うこともある。なので、決して近寄らせない。 本当は少年に日本犬をじっくりと見せてあげたかったが、なにかあると責任を負うのは僕であるから近寄らせない。 「まるで、きつねのようだね~」と言ってよってきて触る男もいた。「知らない人には嫌いだから・・・」と言っているのにである。しっかり触って行った。 「まあ、ロボジーニョ(小さなオオカミ)そっくりね」と言って寄って来たおばさんもいた。 こうした人たちがたくさんいるので、できうる限り早朝に散歩をしている。しかし、あまりに早すぎて、薄暗いうちから散歩にでると、今度は泥棒が徘徊しているから要注意である。中には犬を盗んでいく奴もいるらしい。なので、夜が明けきった6時半に散歩をすることにしているが、意外に煩い人は多い。
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