11・6 なかなかできなかったPC設置 (2019/11/05)
日本から27インチのカラーマネージメントのできるモニターとデスクトップを持ってきた。 カラーマネージメントのできるモニターは、ブラジルでは普通の店では皆無、ネットで探してやっと高額な値段の物がみつかる。そんな金は当然ないから、壊れる覚悟でスーツケースに入れて日本から持ってきた。壊れる確率50%。 日本で買うことのできる最も安いカラーマネージメントモニターであるが、それでも5万円以上した。壊れる確率が50%、その上、Lの大型スーツケースにハッポースチロールで補強したモノがギリギリ入る大きさだったのでどうしようかとかなり迷った。 迷いに迷ったあげく、ええいままよ! とダメモト覚悟で買った。無謀と言えるかもしれない。 1週間、壊れていることが怖くてPCとモニターをつける決心がなかなかできなかった。僕にとって、2つの合計の価格は本当に大きなもので、もし壊れていたら、もう目もあてられないし、泣くに泣けない。セットするのを1日、1日、先延ばしにし、今日にいたったのだ。気が弱いのである。 そして、今日の朝やっと覚悟ができ、電源をいれた。 しかし、しかし、PCは電気がはいるもののモニターははいらない。なんどスイッチを入れてもダメである。あ~・・・・。ダメか・・・・。もしや、電源かと思いつき、もういちどしっかりコネクターを入れ直した。祈るようにスイッチをいれた。すると、コネクターがきちんと入っていなかったようで、今度は青く光り電気が入った。ほっとした。 PCはスリム型とはいえ、7キロの重さがあった。当初、PC用に機内持ち込みができるキャリー式の小さなスーツケースをかったが、ニコンサービスでカメラを掃除してもらう際に、係りの人と話していて、PCを厳重な箱で運んだにもかかわらず、メモリーが浮いた、と聞き、手持ちカバンにきりかえた。ごとごと道を運んでいると、部品が浮く可能性があると考えたからだ。結局、機内持ち込みの、その手持ちカバンの重さは9.5キロになった。長い間持つとずっしり重くなったし、アメリカの手荷物検査で文句をつけられそうになったが、なんとか許され、ブラジルまで運んで来ることができた。 2つを持ってくるにあたり、お金もかかったし、なんだかんだと苦労した。それだけに、電源をつけるまでに決心がなかなかつかなかったのだ。 2つが問題なく動いたとき、うれしくて思わず手を握りしめた。
|