11・19 ムシの知らせ (2019/11/19)
ブラジルの通貨、レアルの為替レートがドルに対し1ドル=4.2レアルを越えた。数年ぶりに記録を塗り替えたようだ。円もドルの高騰に比例し、100円が4レアルを越えた。この機を逃すまいと、持ち金の円を両替することにした。 ちょうど、犬のトイレ用に使っている、もらった古新聞を広げていると、2017年の邦字新聞の記事が目に留まった。その記事は、書き方といい、ちょうどブログのようなもので、新聞の記事と呼べるものではなかった。が、ちょうど両替屋に行こうと思った矢先だったので興味深く見入った。 それは、飲み代に使おうと両替したばかりのお金を、強盗に盗まれたお話であった。これは、ムシの知らせ、と思い、日本で買ったばかりの帽子を被り、薄い上着を着て両替をしている旅行社に行った。旅行社を出るときには、帽子も上着も脱いで感じを変えた。少しでも感じが変わればいいと思ったのだ。これは単なる気分の問題かもしれない。しかし、せっかくムシの知らせのようなことがあったので、その知らせを重視したのだ。そのおかげ? で強盗に襲われることもなく無事家に帰りついた。 この危険なサンパウロで強盗に襲われることもなく、暮らしてこられたのはこうしたムシの知らせのおかげだと僕は思っている。
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