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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・20 3匹の犬と寝る生活

10・20 3匹の犬と寝る生活 (2019/11/20)  犬たちの仲もやっと一息ついてきた。若い柴犬が死ぬほどの致命傷を年寄犬たちに与え、しばらく、安心して出かけることもできなかった。いろいろ考えた末、出かけるときに別々の部屋に置いておくことにした。とは言っても、若い柴犬が力づくでドアをあけて、ジジババ犬のいる部屋に侵入したこともたびたびあり、絶対に安心だとは言えなかった。
 しかし、以前ほど徹底的に喧嘩することもなく、今のところ大事には至っていない。おそらくジジババ犬を痛めつけると、怒られることを若い柴犬も知ったのであろう。そして、以前のように3匹一緒にいることも慣れたのであろう。
 犬ホテルから帰って、若い柴犬は急にジジババ犬を痛めつけるようになった。いったい犬ホテル滞在中どんな状態におかれていたのであろう? 性格がきつくなったような気がする。
 ババ犬は、柴犬との喧嘩により、舌を口の中におさめて置くことができなくなり、ダランとだしたままの状態が続くようになった。柴犬の激しい攻撃を受けたババ犬は、血を流し、舌をダランと垂らし今にも死にそうな状態であった。朝まで持たないと思った。それほど、若い柴犬の攻撃は激しかった。目に一杯涙を溜めて「やられたの」といっているかのようなババ犬を未だにわすれられない。なんとか持ち直し今では、食欲も増えた。しかし、舌は口からだらんと出たままである。
 この時、ベッドをジジババ犬に解放した。それまで犬たちはベッドの下で寝るようにさせ、ベッドにはあげなかった。しかし、僕がいないときは、こっそりベッドの上に上がってババ犬が寝ていることをしっていた。ババ犬はいつ死ぬかもわからなかった。好きなベッドの上で寝させてやろうと思ったのだ。
 結局、犬たちと一緒に寝る羽目になってしまった。一度許したものをダメだとは言えない。今では、犬3匹とひとつのベッドで寝ている。


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