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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・29 ペイシーニョ [画像を表示]

12・29 ペイシーニョ (2019/12/28)  オーガニックフェイラ(市)に行くと、ペイシーニョが売っていた。ペイシーニョというのは魚の味がする草だ。揚げて天ぷらにして食べるのが一般的らしい。以前からあることは知っていた。日本では見たことも、もちろん食べたこともない。最近、旬なのか、いくつかのボックスで売られているのを見かける。
 何度か買うかと思ったが、料理法が天ぷらということを聞いて、いつも止めてしまった。というのは、料理が苦手な僕には揚げ物は果てしなくレベルが高い。天ぷらに何度か挑戦してみたが、いつもべちょべちょになってしまう。オイルの温度が低いのか? 小麦粉が悪いのか? 何度も失敗し、作るのを止めてしまった。
 たまたま、いつも買うボックスでペイシーニョを見つけた。見るたびに今度出会ったら、買おう、と思っていたが、料理法が面倒臭くて、つい躊躇し買わなかったのだ。うまく料理ができなくてもダメモト、とにかく食べてみよう! と言う気持ちになった。何より値段が3レアル(約70円)と安かったことが買う決めてとなった。
 家に帰って、小麦粉を水に溶く。あまり混ぜすぎないことが天ぷらのコツだと何かで聞いていたのでほとんどまぜない。本当は冷やした方がカラッとあがるらしいが、面倒臭いのでそれは止める。おそらく料理には「面倒臭い」は禁句だと思う。手間を惜しまないことで初めておいしい料理ができるのだと思う。だから、面倒臭がり屋の僕は決して料理人にはなれない!
 1枚ずつハッパに衣をつけ、フライパンの油の中におとしていく。う~ん。うまくからっとあがらない。結局、うまくかっらと揚げることができなかった。しかし、せっかくあげたので食べて見る。むむむむむ、意外にうまい!! ぺらぺらのはっぱとは、とてもおもえない。確かに、かすかに海老か小魚の揚げた物のような味がする。もし、うまく揚がっていれば、きっと香ばしい小魚の味がしただろう。ペイシーニョの葉は繊毛が生えていてモフモフではあるが厚みは感じない。それが意外に重厚に感じるのである??
 3分の2以上残ったペイシーニョは棄てず、明日また挑戦してみるつもり気になった。「卵焼きにいれても食べれる」とブラジル女性が言っていたので明日は卵焼きで食べてみよう。

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左側のハッパ。


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