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12・31 爽快な朝 (2019/12/29)
こんなに爽快に感じる朝は珍しい。
何故だろうと、考えてみると、そういえば新年を海岸部で迎えようと多くの人々がサンパウロを脱出したと、ネットニュースに書いてあったのを見たことを思い出した。車が少なくなったことでサンパウロ市内の空気が少し澄んでいるのかもしれない。
雲が多いせいか、普段は焼きつけるように強い日差しも心なしか柔らかく感じるし、朝の散歩をしていても気持ち良い。真夏の正月にもやっと慣れてきたのるだろう。
ネットを見ていると、1月初旬かオリンピック前後あたりに南海トラフ地震が日本で起きる可能性があると、預言者や科学者が過去の地震などから予測しているらしい。こんな爽快な朝を迎えるととても信じられないが、僕の地元、高知でもいつ南海地震が起きるのかわからないので、建物が耐震にされているし、いろんなところに避難所ができている。こんな状況を見ると、地震は必ずやってくる、と思わざるを得ない。
50半ばを過ぎ、やりたいことはほぼやり、今後はどうやって生きて行こうかと考える僕などは、このまま死んでもたいして心残りはないが、小さい子供や親たちは大いに心配だろう。
今日のような、気持ちの良い朝を迎えると世界を揺るがすような地震が起きるとは、とても思えない。地震や災害が起きないことを祈るばかりである。
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