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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
1・6 柴犬を飼う [画像を表示]

1・6 柴犬を飼う (2020/01/05) 日本で普通に飼われているので、柴犬は飼うのが楽な犬種だと思い仔犬を飼った。ところが、柴犬を飼い始めてしばらくたって、友人たちから、柴犬は大変でしょう、などといわれることが多かった。
確かに大変で、頭は今まで飼ったどの犬より飛びぬけて良いものの、強情だし、平気で無視する。少々叩いても、噛まれてもまったく痛みを感じ無いようであった。それは子供のときからで、ジジババ犬に吠えられようが、噛まれようが全く平気であった。ジジババ犬はほとんど歯抜けであったが、それを見切っていたようだ。
 日本に一時帰国する際、別のアパートに住む息子に世話を頼もうとしたが、ジジババ犬は大丈夫だけど、リンは無理だ、と言って断られた。今まで飼ってきたどの洋犬ともタイプが違っていて、荒々しかった。これは、うちの柴犬、リンの性格だと思っていたが、どうやら違うらしい。日本の柴犬を飼っていたという友人に聞くと、同様に結構大変だ、という。
 しかし、一度も僕に対して歯を剥き出すようなことをしないのは感心する。ババ犬と喧嘩して殺しかけたときなど、かなり叱ったが、僕の権幕に驚いたのかもしれないが? 反抗することはなかった。耳を伏せて、少々叩かれてもじっとしていた。もともと猟犬で座敷犬ではないのだから、それをアパートの中で飼うことが間違っていたのだ。最近になって気づいた。
 このごろ、やっと僕の言うことを聞くようになった。しかし「ここに来て!」と言っても、来るには来るが、いやいや、ということが多い。洋犬なら尻尾を振りながらやってくるが・・・
 そろそろ生後1年になる。身体はすっかり大人で、目を離すとジジババを使ってマスターベーションをしようとする。ジジババ犬は怒っているのだが、平気の平左である。できればお産をさしてやりたい。オス犬を飼うか、去勢していないオス犬を持っている人を探して頼むか、である。今までリンをしつけるのに苦労した。またもう1匹飼って苦労することを考えるとちょっと憂鬱だ。
 柴犬がブラジルに入ってきたのは、まだ新しいようで、ほとんど見かけない。それでも最近やっとちらほら見かけるようになった。
 知人に紹介してもらった柴犬クラブに入会し、メッセージを受け取っている。毎日いろんなメッセージが来るが、多くの人が柴犬の野性的? 気まぐれなところところが気に入っているようである。事故も結構多く、人を噛んだというメッセージなどをしばしば見かける。
 それでも2、3頭飼っている人が意外に多いので、柴犬を飼い始めるとその虜になるのかもしれない。

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リン。そろそろ1歳になる


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