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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
1・9 拾い食い [画像を表示]

1・9 拾い食い (2020/01/09)  お~,さすが日本犬! 
 気持ちの良い夏の早朝散歩をしながら、主人を立てて僕の後ろを歩く柴犬のリンに感心した。
 ところが、どっこい、僕の後ろを歩きながら、僕の目がいかないことをいいことに、拾い食いをしていることが発覚した。
 或る時、たまたま後ろを振り返ると、リンがぱくっと地面に落ちているパン屑のようなものを飲みこむところだった。慌てて、吐き出さそうとしたが、すでに飲みこんでおり、聞こえるか、聞こえないかぐらいではあるが、かすかに唸っているようである。手を口に突っ込んで吐き出さそうとしたがやめた。噛まれる恐れもあるし、以前読んだネットに、主人に取られないように、犬が慌てて飲みこんで、もしも鶏の骨のような鋭いモノの場合は消化器官を傷つけることがあると言う記事が頭に浮かんだからだ。
 最近は吐かなくなったが、以前はときどき吐くことがありおかしいなと思っていた。家で食べさせるものは、ドッグフードと犬が食べても良い野菜と果物だけだったので不思議に思っていた。病気かと思ったが、犬はしばしば吐くことがあるので、しばらく様子をみてみることにした。そうしているうちに嘔吐はやまった。
 そう言えば、リンは散歩ちゅうに地面すれすれに顔を下げ、臭いを嗅ぐように歩いていることがよくあった。拾い食いをしていたのである。それからは、拾い食いをしそうになると叱った。しかし、叩いてしかったりするとところをブラジル人に見られると、ブラジル人は携帯ビデオにうつし、犬の虐待だと言って訴えることがあるので気をつけなければならない。
 拾い食いは犬の命にかかわることである。ダメなだ、とよ~く分らせないといけない。しかし、犬に人間の言葉で教え込むのは僕には難しい。以前、息子の犬が散歩の途中に拾い食いをしたらしく顔がパンパンに腫れたことがある。この犬はアレルギー体質で変なものを食べると目が充血し顔が腫れる。たかが拾い食いと思う人がいるかもしれないが、喉がふさがり息ができなくなり死ぬこともある。非常に危ないのである。ましてやブラジルであるから、どんなものが落ちているか分らない。気をつけなければならない!
 僕は、子供も犬も命にかかわるようなことは、ある程度の体罰で教えることは仕方がないと思う。もちろん意味のない過度の暴力はダメであるが・・・、分らなければ、叩くしかない。
 ブラジル人の自称動物愛護家は、言い聞かせれば分ると思っているから困る。拾い食いをして病気になったり、死んで悲しいのは僕であるから、厳しくしつけるしかない

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リン


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