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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・4 ブラジルの医療事情

2・4 ブラジルの医療事情 (2020/02/04) 「サンパウロでもマスクはうりきれているって!」
「ジェルやアルコールも?」
「それらはあるらしいけどね。でも、きっとスクはほとんどの人が買ったまま使わないで終わるよ!」
 友人のブラジル人と話していてコロナウイルスについてになった。
最近ではほとんど毎日、コロナウイルスの話題がテレビで流されているらしい。
ブラジル人も結構感染を心配している人が多いようだ。
「ブラジルじゃ、公立病院は、普通でも、医者が足りなくて、診察してもらうのは難しいほどだから、ウイルスが拡散すると大変なことになるだろうね」
 ブラジルは公立病院は誰でも無料で診察してもらえるが、病人に対して病院、医者の数が足りず、診察や手術までに数か月かかる場合もあるらしい。だから、お金がある人は、たいてい、保険に加入しており、保険が適用されている私立病院にいく。その場合は、すぐに診てもらえるし、手術・入院をしても保険会社が払ってくれる。
 しかし、毎月の保険代は高く、そのうえ、しょっちゅう値上がりするので、かなりの負担だ。知り合いの80を超えた人は「毎月の保険料が高くて、年金の3分の2以上が保険代に消えるよ」と言って嘆いている。
 ちなみに、僕は入っていた保険会社がつぶれて以来、保険に加入していない。その分、健康には気を付けている。例えば、食材のほとんどはオーガニック野菜と魚を中心で、肉鶏類はあまり食べない。そして毎朝、5キロちかく早足で犬の散歩もかねて歩いている。最近、無農薬野菜は逆に健康によくない、などという記事も見かけるが、今、無農薬野菜中心の食で体調は良好なので、このまま続けていこうと思っている。マスコミや研究機関などで報道されることはごろっと変わることが多いので、あまり信用していない。一応しらべてみて、自分にあう食べ方にであえばそれを続けることにしている。
 今後、安い保険を探してできれば加入したい。事故で負傷した場合、ブラジルではほとんど自分で医療費を払うことになる可能性が高いからだ。多くの人は交通事故を起こしても車保険に入っていないし、怪我をさせた人の医療費も払うことができない。怪我を被った方は、裁判にかけても何年もかかり、治療費以上に高くつくことがあるらしい。なので交通事故にあって自分が悪くなくても結局自分で払う人が多いと聞く。
 


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