移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・11 天然モノ [画像を表示]

2・11 天然モノ (2020/02/10)  今朝も早朝から雨が降り、そのうえ肌寒い。セントロの、8時半の路上デジタル温度計は20度を表示している。温度的には、さほど寒くないはずであるが、昨日の日中は30度ちかくあったせいか、体感温度は、肌寒く感じる。多くの人が同様のようで、長袖にうすい上着をきている人が多い。下がったりあがったりの、一定しない気温では体調を崩す人が多いようだ。
 ちなみにコロナウイルス感染者はブラジルは現在ゼロ、疑感染者11人らしい。先日、中国から救出され、ブラジルに到着した人々はゴイアスの軍基地に収容されて様子をみている状態だ。いまだに、感染者がひとりもいないので、ブラジル人はすっかり安心しているようだ? 貧しい人がただでさえ多く、栄養不足の人が多いだけに、一度ウイルスが持ち込まれれば爆発的に拡散しそうだ。それだけに怖い。
 
 今日はメルカードに買い出しの日。セントロは余り降らなかったが、その他の区域では大雨でかなり被害がでたそうだ。小雨がしょぼつき、買い出しもいまいち気も晴れないが、大雨がふらないだけ恵まれている。
 メルカードの魚売り場に行くと、オオアジが入荷していた。3枚におろしてもらい、味噌汁の出汁様に頭と骨すべて持って帰る。このごろは、魚のアラで出汁をとるようになり、化学調味料を使わなくなった。良い傾向である。が、化学調味料をこれでもかと使う安い中国料理屋にいけなくなったのは、少々残念である。というのは数年前に、安い中華料理屋に2回行って、2回とも翌日二日酔い状態になり寝込んだ。おそらく使われている化学調味料のせいであろう? 初めは食べ物にあたったかと思ったが、一緒にいった友人はなんともなかった。ネットでいろいろ調べた結果、症状がそっくりだし、化学調味料の可能性が一番大きかった 
 ブラジルの魚の何が良いかというと、なんといっても養殖モノでない天然モノがそこそこの値段で食べられること。淡水の魚は、養殖がかなりされているが、海水の魚はまだほとんどされていない。魚ではないが海水で養殖されているのはエビと牡蠣くらいではないだろうか?
 そんな訳で、アジも天然もので身がしまり抜群にうまい。魚屋で3枚におろしてもらったものを家で刺し身にしてたべると、ほんのりと甘くしまった身がとにかくうまい! 僕のような料理ド下手な人間が、ほとんどぶつ切り状態に切っても旨く感じるのであるから魚自体が本当にうまいのであろう。魚のうまい高知で育った人間がいうのであるから間違いない。最近は、魚の輸送技術があがり、メルカードの日系魚屋の魚はかなり新鮮である。おそらくブラジルでは1、2を争うくらい新鮮だと思う。
 日本にいるときは、ほとんど名前も確認せずにただ刺し身をたべていたが、最近、随分詳しくなった。アジにもいろいろ種類があることがわかったし、日本の魚の豊富さ、おいしさもあらためて気づかされた。一般的には太平洋や日本海で獲れる魚は大西洋の魚よりおいしい気がする。
 いまでは、週に1度のメルカードの買い出しは、すっかり楽しみになってしまった。

DSC_2039.jpg
大きな天然アジ、メルカードで。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.