3・4バナナ・デ・テーラ (2020/03/02)
旧メルカードに行く途中に、バナナ・デ・テーラが売っていた。バナナを一杯積んだ大きなトラックを横付けにしているのを見ると、どこからか持ってきて直接うっているようだ。
バナナ・デ・テーハというのは直訳すると、大地のバナナという意味である。ブラジルでリオ以北で栽培されているようだ。煮たり、揚げたりして食べる、料理用バナナらしい。僕も、マナウスやノルデステで食べた覚えがある。覚えている限りでは、ちょっと芋に似た食感で、甘酸っぱい味だった。
よく、ホテルの朝食のブッフェに煮バナナとして出されていた覚えがある。マナウスでは、セントロでバナナチップスにして売っていた。その場で揚げてくれるバナナチップスはかすかに酸っぱく、ひじょうに気に入った。それ以来マナウスに行くたびに食べるのが楽しみにしている。
売っている男に尋ねると、バイアから持ってきたという。
「ビタミンが豊富だし、おいしいよ」という。写真も撮りたかったし、買ってみる気になった。ただ、家まで運ぶのには少々重い。どうしようかと迷った。半分売ってくれないか、と聞いたが、できない、という。1ダースの値段は15レアル(約500円ほど)だという。普通のバナナで1ダースが5,6レアルだから倍以上である。もしかしたら、外国人ということでボラれたかもれない。まけてくれ、というのは嫌だった。帰りの道々、しっかり写真を撮らせてもらったので、まあ、いいか、と自分を慰めた。別に安く買おうとは思わないが、ぼられたりするのは腹立たしい。
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