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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・6 赤い便

3・6 赤い便 (2020/03/05)
ぎょっ!! 赤い! 便が赤い!!!
血便か! あぁぁ~、一瞬、嫌な考えが脳裏を過ぎったが、今週は、ベティハーバ(甘藷)のジュースを飲んでいることを思い出した。
 ベティハーバは染色力が強く便は赤くなるし、ときに小便までも薄く色がつくことがある。犬の糞は、にんじんでも黄色っぽくなったりするので、食べ物によって随分と色は変わるようだ。
 僕が小さい頃は実家のある高知ではまだ水洗便所が少なく珍しかった。ポっちゃん式便所で、まず自分の便を見る事はなかった。高校にいく頃になって、大分、水洗便所は増えてきたように思う。住んでいた家は取り壊されるまで水洗にすることはなかったが・・・。
 大学の卒論で動物の種子散布をテーマにしたので、数か月間、道北の山の中で、動物の糞を集めた。乾燥機に入れて乾燥させ、内容物を調べるのだ。最初は糞を拾うことにうんざりしたが、慣れてくるとさほどでもなく、楽しくさえなった。コクワ(キューイのような木の実で緑)食べ、出したばかりの糞は、ゼラチン状で、緑に輝き美しくさえあった。
 そんな訳で、つい自分の便もマジマジと見る癖がついた。ブラジルはよっぽど田舎に行かない限り水洗で? 用を足すと水で流す。ただし、尻を拭いたチリ紙は近くにおいてあるゴミ箱に捨てるのが普通だ。
日本から来た人は、拭いたチリ紙をゴミ箱に捨てるのがなかなかなれないらしい。僕もそうだったような気がする。
 アパートの建物は古いが水洗で、自分の便がよく解る。自分でもびっくりするくらい長い大きな便がでたり、キレが悪く何度もしなければなかったり、体調や食べ物によって随分と変わる。
 しかし、解っていても赤い便がでると、つい、びっくりしてしまう。できれば、血便は一生見たくないモノだ。


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