3・8 冬がやってくる (2020/03/07)
アルゼンチンで武漢肺炎での死者が初めて南米ででたそうである。南米はどの国も、医療機関がよくないし、季節的にも冬に向かっているので、今後、パンデミックは避けられないように思う。どこの南米諸国にもイタリア人、中国人、日本人の移民が多いし、これらの国からどんどん感染が広がるだろう。特に中国人は南米だけでなく世界中に散らばっているから、感染を広げるだろう。まったく、嫌な世の中になってきた。 最近、サンパウロのセントロでは、裸足で歩く生活路上者をよく見かけるようになってきた。他の区ではよくわからないが、セントロには路上生活者が多いせいか、よく目につく。 それだけ貧しい人が増えたということである。ブラジル北部からの移民が増えてきたのかもしれない? ビーチサンダル履きの人も良く見かけるようになった。アフリカなどからの移民・難民にもサンダル履きが増えてきているような気がする。ブラジルにやってくるアフリカ人は、皆そこそこ綺麗な服を着、ちゃんとシューズを履いていたものであるが・・・。おそらく、ある程度のお金を持った裕福層の人々? だったのだろう。今後、経済が悪くなり働く場所がさらに狭められ、犯罪に手を染める人が増えないことを願いたい。 寒くなるにつれ、温風が吹上るメトロの排気口など、温かい場所を探して眠る人が増えてきた。うちのアパートの軒下も風雨を避ける路上生活者が増えた。汚くすることなく、盗みをもしないで、ただ寝るだけなら、何も言うつもりはないが、彼らは煮炊きをして、建物を崩壊させ、そのうえ、物凄く汚くする。半端な汚さではない! 昼晩に聖書を読み、朝、掃き掃除をしてきれいに住む路上生活者もいるが、そんな人は少ない。 ブラジルの段ボールは質が悪いので、段ボールを使って小屋を作る人はいない。両足をビニール袋に突っ込み、配給された一番安い毛布にくるまって軒下などで眠る人が多い。中には、もらった簡易テントを張る人もいる。 寒い夜の翌日には、サンパウロでも数人の凍死者がでることがある。そんなニュースを見ると、この世の貧富の差に腹を立てて、世をすねたくなるのも解る。
 | このごろやっと良い天気が続くようになったが、一時期はずっと雨の日だった。 |
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