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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・11 朝の発見 [画像を表示]

3・11 朝の発見 (2020/03/10) 犬の散歩のコースを変えたため、アパート周辺をいろいろと歩き回っている。いろんな発見があって面白い。
 アパートから歩いて3分ほどある広場は、うっそうと樹木が生えていて歩いていても気持ちがいい。さほど広い広場ではないが、週末には周りのバールがのテーブルを並べ、ビールを飲む人出で溢れる。バックミュージックとしてサンバがガンガン演奏され、気分よくなったおばさんやおじさんがしばしばサンバのステップを刻む。一度もここで、ビールを飲んだことはないが、きっと晴れた日にはさぞかし気分が良いと思う。
 こんな緑にあふれた気持ちの良い広場も隅の方にいくと、路上生活者がごろごろしている。時には、お金をせびってきたり、女性だと身に危険さえかんじるだろう。警官が追い払うようで、彼らは一時いなくなるが、再び舞い戻ってくるのか、あるいは、新しい路上生活者がくるのか、いつも見受けられる。
 犬の散歩で初めて朝7時30頃、広場を通り抜けた。随分前に、夜には、この広場で男娼が立って客引きをしている、と言う話を聞いたことがあるが、まだやっているのであろうか? 朝の気持ち良い光の中の広場からはとても信じられない。
 いたる所に、小さな若者のグループが点在していた。良く見ると、マッコーニャ(大麻)の回し飲みをしていた。働きに行く前の一服であろう。
 日本では、ホームの先の方などにある喫煙所には、喫煙者があつまりもくもく煙をはいてるが、ここまで激しくない。初めて、喫煙所を見たとき、その異様な光景に随分おどろいた。おそらく、初めて見る外国人はびっくりするだろう。
 ブラジルでは医療用に大麻販売が認可されていた? と思うが、まだ一般的な吸引は許可されていなかったと思う。大麻を吸っていると、その甘酸っぱく、強い、なんとも言えない匂で分るし、親指と人差し指で押さえ、手巻きの大麻を吸う、そのみみっちい吸い方で大麻を吸っていると分る。
 大きなイベントや、カーニバルにいくとほとんど必ずと言っていいほど大麻の匂いがただよっている。しばしば、道を歩きながら吸っている奴もいるし、もうほとんど合法のようにさえなっている。しかし吸引や、所持していることが警察にみつかると罪になる。これほど大ぴっらになっているから、もう合法にしても良いように感じるがそうもいかないようである。

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朝の広場


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