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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・13 武漢肺炎影響ではじめる [画像を表示]

3・13 武漢肺炎影響ではじめる (2020/03/12) ブラジルも武漢肺炎の影響を受け始めた。まず経済がおかしくなりはじめてりる。1ドルがなんと一時5レアル越え、1998年以来いらしい。さらに、つい最近アメリカに行ったばかりのボルソナーロ大統領が武漢肺炎感染の疑いで、検査中らしい。アルゼンチン・ペルーでは昨日から一時、渡航中止らしいし、南米もついに、武漢肺炎の感染が広がり始めた。

 犬の散歩をしていると、行き合わせた、杖をついたおばあちゃんから
「あんた、毎朝、この犬とトーマス・ゴンザカを歩いているでしょう?」
 とつぜん、そう言われてびっくりした。まったくみずしらずのおばあちゃんだった。
 彼女のいうとおり、毎朝、犬のエネルギー発散と自分の健康維持のために、リベルダージ(東洋人街)まで往復3キロほどの散歩をしていた。今週から、武漢肺炎がブラジルでも流行りそうな気配がみえ始めたので、中国人が多いリベルダージは避け、アパート周辺に散歩コースを変えていた。アパートを出てすぐの三差路で、リベルダージ方面かセントロ方面か、犬に決めさせるのであるが、犬もセントロ方面を選ぶので、そのままセントロ方面に向かう。おそらく、広場や土道など、いろいろな場所が多いから犬としてもセントロ方面が面白いのだろう。
 自分では、できるだけ目立たないように時間を微妙にずらしたりして歩いているつもりであったが、やはり、あまり見かけない日本犬連れの東洋人は目立つのであろう。以前にも書いたが、サンパウロには犬泥棒も多いし、強盗も多い、気をつけなくては!! 日本に住んでいる人からみれば、そんな大げさに考えるほどことではない、と思うかもしれないが・・・・
 随分昔のことであるが、誘拐が多いペルーでは、毎日出かけるときには、かつらを変えて、会社にいく道順も変えている話を日系人の農場主から聞いたことがある。その時、一緒に聞いた話に「ペルーでは見ざる、知らざる、聞かざる、でいることが大事よ」と言われたことを未だに覚えている。執念深い質のブラジル人はずっと恨みに抱いたり、いじわるしたりする奴が多いから、ブラジルでも、それは十分当てはまると思う。

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最近、良い天気が続く


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