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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・16 武漢肺炎の影響 [画像を表示]

3・16 武漢肺炎の影響 (2020/03/15) 毎週いっているオルガニック市でびっくり!!
なんと、3Mの高級マスクに使い捨て手袋、そして洗浄液を片手に、かいものをしている爺様がいた。凄い、ここまできたら完璧!! ただマスクは1日も使えば交換しなければならないことをしっているかは? 息子などは知らなかったようである。おそらく使い捨てだとしらないで使っている人も多いのではないだろうか??
面白かったのは、売り子をしている近郊農家の兄ちゃんや姉ちゃんが、怪訝な表情をして見ていたこと。彼らは、「何を大げさことをしているのだろう!」と思いながら見ていたのではなかろうか?
朝早く、この市に来る人たちは、半分以上が60以上のお年寄りだと思う。それもある程度、教養のある、お金持ち。だから、日ごろから、ニュースなどには敏感である。
初めて市に行ったとき、市に来る人々を見てびっくりした。ほとんどの人々が礼儀正しく、物腰も柔らかなのだ。自然に売り子も影響され丁寧になっていく。まさに「朱に交われば赤くなる」である。普通のフェイラ(市)のような荒々しさも、厭らしさ(おばさんや、老人を見ると若い男が寄って行って耳元で囁いて、高い野菜や果物を売りつける)もない。朝早くバスに乗っていかなければならないが、そんな市を、僕はかなり気に入っている。

16日、武漢肺炎感染者はついに200人を超えた。中国以上の拡散スピードらしい。そんな中、ボルソナーロ大統領は、日曜の集会で270人以上と握手をしたり人々と接触をしたという。バカだ。今は、人気取り以上に、感染を防いでいくことを考えなければならないのに! 国を守り、模範とならなければならない大統領がこんなアホなら国はまかせられない!!
一方、教会は、屋外でミサをしたり、パンフレットの配布をやめたり、抱擁やハグなどを禁止しているらしい。これだけ、多くの国民が気を付けているのに大統領自ら拡散するようなことをしている。あ~あ、情けない!!
ちなみに、カリオカ(リオっこ)は、禁止されている海水浴にでかけているらしい。おそらく自分はかからない、かかってもたいしたことはない、と思っているのだろう。確かに、かかっても多くの人は死ぬようなことはあまりないだろう。しかし、咳をしていると(無症状の人もいるらしいが)、バスやメトロで皆から白い目で見られることは確実で、乗れなくなくなるだろう。多くのブラジル人は、武漢肺炎の影響を甘く見ていると思う。

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完全装備‼ ?まだまだ多くのブラジル人からは異様に見られているよう?


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