3・18 政府の発表後 (2020/03/18)
政府が、武漢肺炎の爆発的拡散を恐れて、ショピングセンターとスポーツ・ジムを強制的に閉めるように発表したらしい。これを受け、サンパウロ市内のスーパーは買いだめをする客であふれた。おそらくヨーロッパの現状をニュースなどで知る人々は食べ物がなくなることを恐れてだと思う。 水やコメ、フェジョンなどが購入制限があったし、缶詰などは倍以上に値上がっていた。やはり、食べ物が不足し始めるのであろうか? サンパウロなどは他の州から運ばれてくる食料品がほとんどであるから、トラックなどの運送が止まれば当然補給されなくなり、食料品は不足してくるだろう。考えただけでも恐ろしい! こうなることを恐れて少しずつ買いだめしていたが、これほど突然に起こるとは思ってもみなかった。 ミソや醤油などを買うためにリベルダージに行ってみた。人出は少なくそれほど多くの買い物客はきていない。町には奥底に妙な静けさが沈んでいてなんとも変な感じである。地方らやってきたらしい数人の観光客が自撮りをしているのが目立つ。 その帰りに路上生活者が集まるセ広場を通ると、普段は多くの人が座っているカテドラルの階段に誰もいなかった。その反面、メトロ駅付近には多くの人が集まっていた。彼らは今さらジタバタしてもしょうがないと思っているのか? 皆くったくなく話している。いや、多くの店が閉まってしまうということさえも、ここにいるほとんどの人は知らないような気がする。っそれほど普段通りである。 いったいこれからどうなるのだろう。ブラジルに来て以来こんなことは初めてで全くそうぞうもつかない。
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