3・29 ますます苦しくなる生活 (2020/03/28)
スペインは死者を出し5682人を出し、サンチェス首相はテレビ演説で「不要不急の経済活動をやめ、労働者は今後2週間、自宅待機しなければいけない」と発表したらしい。 もし、ブラジルがこんなことになれば、スペイン以上の被害がでるだろう。特にサンパウロは人口密度はスペイン以上だし、武漢肺炎がなくても、公共の医療施設はほとんど足りないし、低所得者層はどんどん増え続けている状態だし・・・。ついにはファベーラ(貧民街)にも住めなくなり路上生活者になる人も多い。 ファベーラの住人からいろんなことを実際に聞いたことがある。ファベーラに住むのも小屋の家賃は払わなければならないし、随分前から各小屋も電気代も徴収されるようになったそうだ。それまではガット(盗電)していたが、電気会社がきて各小屋にメーターを設置したそうである。もしかしたら、いまだに、盗電しているところもあるかもしれないが、僕が通ったところはそうだった。結局、路上生活者でない限り、お金はいるのである。 昨夜のニュースでは、路上生活者に武漢肺炎消毒用のキットを配布したり、シャワーを浴びさせて食べさせたり、市をあげて武漢肺炎拡散を防ぐためにさまざまな援助をしている。こういうニュースを見ているとほっとする。昨日、セントロに路上生活者が少し少なく感じたのも、福祉活動をする人に救済され、施設に入居した人が多かったのかもしれない。しかし、今朝、犬の散歩でセントロ付近を歩くと、今まで以上に路上生活者がゴロゴロところ構わず寝ていた。昨日はなんだったのだろう? ニュースでは、食料品が値上がりを初めている、と伝えていた。今朝、フェイラ(青空市)覗くと、野菜や果物は、一様に1.5倍から2倍になっていた。このまま値上がりが続くと大変なことになる。早期の経済の回復を願うばかりである。
 | 時間(9時ごろ)の関係もあるかもしれないが、いつもほど人がきていない |
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