移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・13バナナ・デ・パン [画像を表示]

4・13バナナ・デ・パン (2020/04/12)  フェイラ(青空市)のバナナ売りのテントでどてんと恰好の悪いバナナをみつけた。今までに一度もみたことのないものだ。
 名前をきくと、ババナナ・デ・パン。ババナナ・デ・テーハ(直訳すると大地のバナナ)に似た感じのバナナだという。バナナ・デ・デーハとは料理用のバナナで、蒸したり揚げたりしてたべる。普通のバナナの1・2~1.5倍ほどで、ちょっと土臭く、硬い。マナウス(アマゾナス州の州都)のセントロの路上で、その場で揚げたバナナチップスをたべた。からっと揚げられた薄く切られたバナナは、ちょっと甘酸っぱいところといい、硬さといい、非常においしかった。すっかり病みつきになってしまった。それ以来マナウスに行くたびに必ず、同じ屋台でバナナチップスを買ってたべるようになった。もう、長い間、マナウスに行っていないが、まだあるかな~。あのバナナチップス屋さん。
 持ってきていたお金はバナナを買って尽きてしまったので、写真だけ撮らせてもらった。顔なじみのバナナ売りの日系青年が「いいから持っていきなよ」と言って2本分けてくれた。実は、他の店に、もっと安くておいしいバナナを売る店をみつけて、そちらに鞍替えしていたのだ。それだけに、調子が悪かった。。これで、これからはこの店でバナナをかわないといけなくなった。
「生でもたべられるけど、フライパンでバターで軽く焼くとおいしいよ」と言われ家で早速たべてみた。
 生で少し食べてみると、ちょうどバナナ・デ・テーハと普通のバナナの中間のような味がする。バナナ・デ・デーハのような土臭さはないが、甘酸っぱいといころはバナナ・デ・デーハによく似てる。甘さは熟れ具合によってかわるだろうが、普通のバナナほどの柔らかさで甘さを少しおとした感じである。
 バターがないので普通の食用油をひいて薄く切ったものを焼いてみた。抑えた甘さにほどよい酸っぱさ! うまい。確かにバターで焼くとうまそうである。はちみつをつけて食べてみた。これもいけた。
 また、みかけたら、今度はバターをつけて食べよう!

DSC_2843.jpg
バナナ・デ・パン。初めて食べたが、すっかり気に入った。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.