4・14 リンの発情 (2020/04/13)
「外出禁止令・営業施設閉鎖令を解いて、仕事をさせろ」デモがサンパウロであったそうだ。日本や欧米社会のような多額の援助がないブラジルでは多くの庶民が不満を持っている。ちなみに共同の配信記事。あまり信用できないので、ブラジルの記事を探したがみつけることができなかった。写真があったので多分本当であろうが、日本・ブラジルのマスコミ、新聞記事はあまり信用していない。それでも2紙に書かれていたら大丈夫であろうが?? 1歳になったばかりの柴犬、リンが発情期を迎えた。今季の交尾は無理としても、雄の子犬を買うつもりであった。しかし、その計画は、武漢肺炎でそれどころではなくなってしまった。 発情で彼女の性器はいつも以上に腫れ、血が滴っている。彼女は舐めて気を付けてはいるが、点々と赤い雫が床に落ちている。おしめをした方がよさそうだが、リンがすんなりと受け入れるとはとても思えない。 匂いも漂う。この匂いにすかさず反応したのが15歳を超えたミニチュアダックスフンドのジジ犬ニンジャである。人間の年にして76歳ほど。同じくミニチュアダックスフンド雌犬アズミに種付けをして4匹の子犬を得た。その後、去勢し、もう立たない。人間の年齢にするとかなりのいい年でもある。それにもかかわらず、この匂いにすっかりのぼせて、普段は怖くてリンに近寄りもしないし、リンが近づくだけでも鼻に皺を寄せて怒るのに、鼻の下を伸ばして自分の方から近づいていった。とにかくスケベ犬なのだ。だいたい、相手は柴犬の1歳、人間でいうと16歳。ミニチュアダックスフンドの彼には全然とどかないし、そのうえ立ちもしない。 彼ができることは、ただ、ただ、彼女の性器を舐めることである。彼女が気付いたのか? ちょうど人間の正上位の体位のように彼女は仰向けに寝た。しかし、残念なことに立たない。たたないまま腰を振るニンジャの姿がものがなしかった。 それでも、しつこくおいかけてくるニンジャに頭にきたのか、ちょっと目を離している間に、リンはニンジャに噛みついた。鮮血が飛び散り、そこいらじゅうが血で染まった。ニンジャはヲンヲン泣きわめく。すぐに気が付き、リンを引き離したが、頭と鼻先には齧られた跡があった。すぐにプロポリス軟膏をつけ、化膿の予防をしたおかげか大事にはいたらなかった。古女房のアズミはそんなニンジャをやさしく舐めて慰めた。こんな女性がいればな~。 それ以来、ますますニンジャはリンに近づかなくなった。ジジはいい気になって若い娘に近づくべきではないのである。僕自身も良い教訓となった
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