4・14 買い出しの日 (2020/04/14)
外出は極力避け、1日1回犬の散歩のみにするように心がけているが、火曜日の、肉・魚を買うためにメルカードへの買い出しと、土曜日の、野菜類の買い出しにオーガニックフェイラ(青空市)へは毎週行くようにしている。 このままいくと僕のブラジルの仕事は今年はないかもしれない。最悪の事態に備え極力お金は使わないようにしているが難しい。いったいどうなるのだろう。不安である。 メルカードへの道すがら、セントロの繁華街を通り抜けるが、人通りは明らかに先週よりも減っているし、営業している店もすくなくなっている。どどどっと不安に襲われる。どんより暗~い気持ちになってしまった。このままで大丈夫なのだろうか? このままいくと、武漢肺炎に感染して死ぬよりも、金がなくてひもじい思いをし、体が弱ったところに感染し死ぬかもしれない。 このときとばかり道路工事や建物の修復工事が行われているので、危ない感じはしない。もし、これらの工事をする人々がいなければ、セントロは、ゴロゴロどこでも寝、ゾンビのようにふらふら歩いている路上生活者だけだろう。そうなると、怖いと思う。 メルカードではいきつけの魚屋が閉まっていた。おそらく、漁師から仕入れも止まり魚もなく、多くのレストランが休業のため売れないのだろう。 それでも先週は開いていなかった数軒の果物屋や軽食屋が営業していたが、いかんせんメルカード自体に客がいない。このままいくと再びこれらの店も休業しそうである。やはり、急激に感染者、死人が増えたことで、感染をおそれて出歩かない人が増えているのであろう。 今日は買い物に来た、というよりは、メルカードがどうなっているのか? 町の商店が開いているか? 見に来たようなものであった。しかし、もしかしたら、来週はモノの値段が急騰しているかも? と思い、念のため犬用に骨付きの鳥胸肉1キロ半、そしてモツ屋が開いていたので、やはり、犬用に牛の心臓1キロ半を買った。自分用に、95%のカカオの粉(本当は100%が欲しかったのだが無かった)とブラジリアン・ナッツを買った。つい買いすぎてしまった。大切にたべよう。今後どうなるかもわあらないのだから。暗雲が漂い始めた感じがする。 帰り道、セ広場を通り抜け、リベルダージに行った。セ広場の、噴水のある広場にはびっくりするほどの路上生活者?が集まっていた。妙な活気がある。物々交換や、麻薬の売買をしているのだろう。これだけ密集していたら感染は避けられないだろう。ただでさえ栄養が足りず免疫が下がっている人々なのに。彼らには、もはや、武漢肺炎なんぞ怖くないのかもしれない。 リベルダージ(東洋人街)によった。日本食品店で納豆を買いたかったのだ。納豆は免疫力を高めるといわれているから、特に今はできるだけ毎日食べるようにしている。食べる時には犬たちにも少し分けてやっている。少しでも免疫力があがればいいのだが。 いつも行く店のレジには客からの唾液や飛沫を遮るアクリル板の覆いが されていた。 急に武漢肺炎が身に迫ってきたように感じる
 | セントロのルア・サンベント。普段人通りの多い通りだが、今はほとんどいない |
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 | この期を利用してサンパウロのシンボル、バネスパビルも改修工事 |
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 | 隣接する噴水のある広場では、路上生活者が百数十人あつまり、盗品、麻薬、・・・の物々交換や売買が行われ、異様な雰囲気と妙な活気に満ちていた |
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