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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・16 ニンジャの復活 [画像を表示]

4・16 ニンジャの復活 (2020/04/14) 今日は、メルカードに行き,少し疲れた。天気も曇り模様で、いまいちすっきりしない。しかし、リンははりきっている。メルカードに行く前に、帰ってきたら散歩に連れていってやるからね、と約束した手前、少しでも歩かせてあげようと思い、散歩にでた。
 相変わらず、発情は続き、時折り、ぽたっぽたっと血が落ちる。他の犬が匂いにひかれて寄ってこないように、水不要のシャンプー・スプレーをかける。とにかくリンはシャンプー嫌いで子犬のころから、シャンプーをするのに苦労した。最初は片手で持ち、もう一方の手でシャカシャカ洗えたが、大きくなり体重が増えるとそうもいかない。
 一度、洗うことを試みたが、リンは大暴れをして、僕もびしょぬれになった。
それ以来、リンはシャンプーの気配を感じると近寄りもしない。一度、日本に帰国する際に犬ホテルに預けたことがある。リンはシャンプーが大嫌いだから洗わないようにと言っておいたのに、勝手に洗い、洗う人を噛んだそうである。あれほど言っておいたのに勝手なことをするホテルには腹が立った。噛み癖がついたらホテルのせいだ! と思ったものである。もし、治療費の請求がきても当然のことながら払うつもりはなかった。懸命にも請求はしてこなかったが・・・・。
 シャンプーの代わりになるものはないかと、いろいろ探した結果、最近サンパウロで増えている大型ペットショップ店で、水の不要シャンプーを見つけた。スプレー・タイプなのでシャンプー嫌いのリンにも対応できるだろうと、結構高かったが無理してかった。残念ながら匂いが強く、このスプレーさえからも逃げてしまった。
 発情して匂い始めたので、どうしようかと考えていると、あのシャンプー・スプレーのことを思い出した。散歩に行く前に、リードを付け、引っ張って逃げることができないようにし、下半身近くに吹き付けた。今回はうまく行った。リンもあまり暴れると散歩に連れていってもらえないと思ったのか、暴れない。
 これは当たり、シャンプーの匂いが強烈なので発情の匂いも消しとんでしまった。
 ジジ犬ニンジャは、肉体的にも精神的にも昨日はうちひしがれていたが、こともあろうか、また発情臭に誘われしっぽを振りながら、リンによっていく。まったくいい年をして!! 気持ちはわからないでもない。ブラジルにきたばかりのころ、危ない地域に住んでいたにもかかわらず、夜な夜な遊びに行ったものである。金がないから歩いて! ほとんど人通りのない夜の道をドキドキしながらナイトクラブへ向かったものである。ああ、あの頃が懐かしい。なのでニンジャの気持ちはよ~く解る。だけどねー、頭に穴をあけられ血が滴るほどの怪我を負わされてまた近寄っていくとは、まったくアホである。それも、人間の年齢でいうと80歳近い去勢した雄犬が・・・・。去勢していなかったら、ダックスフンドと柴犬の混血が生まれたかな??

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ジジ犬ニンジャ16歳


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